SNSとどう向き合う?
この動画では、SNSが私たち一人一人の感情にどのような影響を与えるかについて話します。登場人物たちは、SNSアプリを削除することのメリットとデメリットについて会話します。その後登場人物たちはSNSのフィードを深く掘り下げ、一見完璧に見えるような投稿の裏側で何が起きているのかを明らかにします。一部の投稿はインフルエンサーが広告収入のために行っているものであったり、その他の投稿では人生においてポジティブな側面だけを切り取っていると示します。この動画は、SNSが楽しくクリエイティブなアイデアで溢れている一方で、いわゆる「完璧な人生」を追い求めたり他人と比較してしまいやすいという現実も描いています。
子ども・若者へ
インターネット上で、友達や家族、そして誰とでもつながっていられるのは、素晴らしいことですよね!しかし、インターネットを利用していると、「人生は完璧でなければならない」と感じたり、他人と自分を比べたりしがちになります。「いいね!」や「閲覧数」が増えると良い気分になりますが、SNSを使っていると、時々悲しくなったり、憂鬱な気持ちになったり、みんなが自分より優れているとか、もっと楽しんでいるように感じたりすることがあります。
SNSで他人と自分を比較すると、セルフイメージに影響を与え、今の自分では十分でないと思い込んでしまうことがあります。セルフイメージとは、自分の外見や行動、そして個人としての自分について、どのように感じているかということです。SNSは、自分らしさに自信を持てるような使い方をすることが大切です。
SNSでは、多くの人が自分の最高の姿を投稿しています。楽しんでいる自分や、成功した自分、最高な見た目の自分、最高な気分の自分。でも、完璧な人間なんていないことを忘れないで!人々は、悲しいときや、寂しいとき、失敗したときは、SNSに投稿しないことが多いです。広告などポジティブな情報だけを投稿してお金をもらっている人さえいます。私たちがネット上で目にする画像の多くは、必ずしも本物ではないことを知っておくことが重要です。フォトショップのようなコンピュータープログラムやフィルターを使って、人の画像が理想の姿に加工されていることもあります。-でも、それは現実ではあり得ない姿です。人はみんな違っていて、それこそが私たち一人一人を特別な存在にしています!自分の生活やセルフイメージを他人と比較しないようにしましょう。
SNSからしばらく離れても良いんです。アプリの数を一つや二つに減らして、SNSを見る時間を減らしてみても良いでしょう。SNSを削除して、友達と直接会ったり、スポーツやゲームをしたり、好きな番組を観たり、他のことに時間を使う人もいます。
SNSは、気づかないうちに私たちのセルフイメージに影響を与えます。アプリをスクロールするたびに、私たちの目は脳に情報を送り、脳はその画像やメッセージを現実として保存します。時間が経つにつれて、私たちは脳に保存されたこれらの虚像と現実の生活を無意識に比較し始めます。これは、SNSの利用時間を制限することで、自分に自信を持ち、ポジティブなセルフイメージを持てるようになる理由の一つです。
よくある質問
友達に電話やメッセージで連絡して、直接会ってみましょう!あなたがみんなから取り残されることに不安を感じているなら、友達も同じかもしれません。誰かに電話して遊びに出かけたり、ただ電話で話したりすることで、相手も「仲間がいる」と感じることができます。これは、人とつながりを持つ良い方法です。
これらの質問を自分に問いかけてみてください:
1. その投稿に特定の商品が含まれていますか?
2. その投稿に会社やブランドがタグ付けされていますか?
3. その投稿している人は、何かを販売している人ですか?
4. その投稿には別の投稿へのリンクがついていますか?
もしこれらの質問のどれかに一つでも「はい」と答えるならば、その投稿は広告で、現実の内容ではない可能性が高いでしょう。
人によって異なりますが、画面をスクロールしているときに、自分が嫌になったり、他人と自分を比較したりしていることに気づいたら、休憩して、何かスマホやパソコンを使わずにできることをしてみましょう!スマホやパソコンを無意識にチェックしていたり、SNSを常にチェックしなければならないと感じたりしているなら、不健康な習慣が身についていて、オンラインで過ごす時間が長すぎるのかもしれません。
保護者・大人の方へ
インターネットは、子どもたちにとって、学校の課題で調べ物をしたり、友達や家族とつながったり、ゲームをしたり、流行っている最新の動画をチェックしたりするのに素晴らしい場所です。忘れないでおきたいのは、何十億もの人々がインターネットにアクセスしているということです。人とつながる機会がたくさんありますが、ネット上の情報は全てが真実であるわけではありません。ネット上の写真や動画を見る時は、その情報が正しいか疑いの目を持つことが、子どもや若者にとって大切です。
セルフイメージとは、自己の能力や、外見、性格に対する自分自身の感情や評価のことです。多くの子どもは、見た目や行動について「こうでなければならない」という大きなプレッシャーを感じています。若者がどれほどのプレッシャーを感じ、どれほど自己嫌悪を感じているかを過小評価しないでください。SNSで目にするイメージが現実ではないことも多いということを理解するために、子どもたちには大人の助けが必要です。現実と、広告、そして加工された写真の違いを知ることは、誰にとっても難しいことですが、子どもや若者には特にそうです。SNS上には、フィルターやアプリを使って補正・美化された写真がたくさんあります。それらを見抜くのは難しく、そのような加工された写真によって、私たちのセルフイメージは傷つけられる可能性があります。
そのような写真や画像は、理想化された基準に合わせて、人間が作り出し、操作したものです。そのようなイメージ通りに生きることは、誰にとっても不可能なことです。
SNSについては、子どもと早い段階で話すことが大切です。子どもがSNSで何をしているかを探ろうとするよりも、それぞれのSNSを自分で疑いの目を持ちながら使えるように、彼らに教えることが大切です。そうすることで、あなた自身が彼らにとっての信頼できるセーフティネットとなりながら、子どもはテクノロジーとインターネットの世界を探検し、人として成長していくことができるのです。
例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。
子どもと一緒に座って面白い動画や画像を見て、子どもがインターネットやSNSでの自分の経験についてあなたに気軽に話せる機会を作ってみましょう。
SNSは今や当たり前の存在になっており、子どもと会話をするのにも全く自然で気楽なトピックです。。「X/フェイスブック/インスタグラム/ティックトックで今日のニュース見た?」などと、子どもに話しかけることができます。
日々の生活の中で、自尊心や自信について教えるのと同じように、SNSが彼らのセルフイメージにどのような影響を与えるのかを話すことは重要です。例えば、「今日SNSに載ってた広告見た?あれってホントなのかな?」と話しかけて、事実かどうかを見分けるのは誰にとっても難しい、ということを伝えましょう。また、有名人がSNSに投稿することでどのようにお金を稼いでいるのか、話し合ってみましょう。例えば、好きな有名人の投稿を一緒に見て、広告や加工された写真がないか探すこともできます。