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『男らしさ』のステレオタイプに挑む
『男らしさ』のステレオタイプに挑む

『男らしさ』のステレオタイプに挑む

この動画では、男らしさのステレオタイプ(固定観念)とそれによっていかに男の子の経験や意思表現が狭められているのかを説明します。動画内では、男の子たちが「男らしくあるべきだ」というプレッシャーを感じている場面に、フェンシング選手のジェイソン・ロジャー氏がアニメキャラクターとしてで登場しアドバイスをしていきます。男らしさのステレオタイプによって、いかに自己表現の幅を狭められたり、人間らしく自然な感情を経験しづらかったりするのかを、ジェイソン氏が説明していきます。
男の子たちがより自分らしく振る舞い、男らしさにとらわれないようになれるよう、背中を押す動画です。

子ども・若者へ

男の子らしい、女の子らしい行動を期待されたことは今までにありませんか?伝統的に、男の子/男性、女の子/女性としての明確で不平等な役割というものがあります。例えば、男の子なら泣いてはいけない、強く活発であれと言われてきたかもしれません。女の子なら優しくて、料理や掃除を上手にできるべきと言われてきたかもしれません。このような、男の子/男性・女の子/女性はこうあるべき、こう行動すべきと決めつけるルールのことを性役割やステレオタイプといいます。
確かに世話好きな女の子もいるし、スポーツが好きな男の子もいます。でも必ずそうあるべきと決めつけることは、その人自身がやりたいことを否定することになります。女の子がスポーツ好きでもいいし、男の子が感情的で時々泣いたっていいんです。

誰でも時に、自分のジェンダーに沿った行動や格好をしなくてはいけないようなプレッシャーを感じます。もし自分のありたい姿が社会から否定されたら、それはとても悲しいことです。現代は昔よりも、人々がジェンダーに関わらず、自分のありたい姿でいることができる時代になりました。

よくある質問

男の子と女の子以外にも性別はありますか?

もちろん!この2つ以外にも性別があります。中には、自分の性別を男性でも女性でもないと認識する人もいれば、1つ以上の性別に当てはまると認識する人もいます。また、自分はどの性別にも当てはまらないと認識している人もいます。

どのようにして他の人の性別を知ることができますか?

初めて会った人の性別が分からなくても大丈夫です。その人が自分でどの性別であるのかと認識していることよりも、その性別によって相手がどんな人なのかを勝手に決めつけないようにすることが大事です。 私たちはたいてい、誰かの性自認をその人の見た目や、服装によって想定しますが、中にはその人の性自認が、見た目や服装と一致しない人もいます。相手の性別が不確かな場合は、「あなたは自分の性別についてどんなふうに感じている?どう呼んでほしい?」と聞いてみるのも良いでしょう。そう質問することで、その人がどんな呼び方を使ってほしいのか話してもらえるきっかけになります。(例えば、~くん、~ちゃん、~さん、などの語尾やその他の本人が望む呼び名)

もしも男の子でも女の子でもないと感じる場合や、体と心の性別が一致しない場合はどうすればいいですか?

多くの人は、異なる性別に関連する特徴を同時に持ち合わせています。性自認が男の子にも女の子にもしっくり当てはまらなかったとしても、問題ありません。自分の気持ちに合う服装や髪形を選んで大丈夫です。自分にピッタリな見た目を見つけ出すのに、信頼できる大人からのサポートを受けることができたら、さらにいいです。

もしも自分の体と、自分が実際にどう感じているのかが合っていないと感じたら、必ず信頼できる大人に相談してみましょう。性自認(自分の性別をどう認識しているか)が生まれた時に割り当てられた性別と一致しなかったり、割り当てられた性別に対して違和感がある人を「トランスジェンダー」といいます。保護者やカウンセラー、医者など信頼できる大人の力を借りながら、自分の心が感じていることや、体や見た目をどうやって合わせていくか、ゆっくり考えていきましょう。

保護者・大人の方へ

会話のきっかけづくり

この世界は性役割に満ちています。それは生まれた瞬間、赤ちゃんがピンクか青のお包みに包まれるところから始まっています。大事なことは、若者のジェンダー・アイデンティティがステレオタイプと異なっていても、そのステレオタイプに沿うように強制されないことです。
以下の会話のきっかけを使えば、子どもが性役割やステレオタイプについて、あなたに質問したり話したりしやすくなるでしょう。

性役割やステレオタイプについて話をするのに、テレビを見る時間を活用しましょう。

テレビやSNSには、男らしさをステレオタイプとして植え付けてしまうような画像や動画がたくさんあるかもしれません。一方で逆にそれに異議を唱えるようなものもどんどん増えています。例えば、より幅広いさまざまな感性を表に出す男性です。もし、健全な男らしさを表現しているキャラクターを見かけた時、そのイメージについて子どもたちに問いかけたり、そのような男性らしさを受け入れたりするよいチャンスになるでしょう。