もしあなたが9歳から14歳であれば、きっと思春期や大人に近づく体の変化などが始まっているはずです。そのような変化を感じ始めていても、あるいはまだ経験していなくても、どちらにしても心配する必要はありません。女の子の思春期は、早い人で8歳から、遅くても13-14歳から始まり、最終的にはみんなが経験するものなのです。
月経がはじまること(よく「生理がくる」と呼ばれています)は、女の子にとって、思春期を経験することの一つです。月経は、約1か月に1回起こります。思春期によって体の変化が起こると、ホルモンを体に放出するように、脳に合図を送るからです。これが起こると、子宮の中に、血液と栄養成分でできた、厚みのあるふかふかのベッドのようなものが作られます。このベッドは、赤ちゃんが育つ場所として使われます。もし、妊娠することがなければ、子宮がこのベッド(子宮内膜と呼ばれています)を押し出して、月経として腟から出てきます。その後、次の妊娠に備えて、あなたの体は、再びベッドを作り始めます。
月経がくることについて、心配になったり、不安になったりすることは普通のことです。信頼できる大人に、どう対処すればいいのか、万が一に備えて生理用品(生理用ナプキンやタンポン)を持ち歩くことについて、話してみるといいかもしれません。