避妊を知ろう：新たなる未知へ
子ども・若者へ
思春期になると、女の子は妊娠したり、男の子は誰かを妊娠させることができるようになります。望まない妊娠を防ぐためには、色々な避妊方法を知ることが大切です。避妊をする際は、薬や医療機器、またはコンドームのようなバリアとなるものを使うことができます。低用量ピルは、毎日服用することで、卵子が卵巣から排卵されないようにして避妊をする薬です。日本ではありませんが、海外では皮膚に貼って避妊ができるパッチシールや、注射で避妊する薬もあります。また、ほかの避妊方法として、精子が子宮に入り卵子と受精することを防ぐために、子宮頸部の入口にバリアを張るものもあります。一番効果的な避妊方法は、禁欲、つまり性行為自体をしないこと、あるいは性行為を始める時期を遅らせることです。
保護者・大人の方へ
会話のきっかけづくり
妊娠と避妊について親や保護者が、性行動が始まる前にも子ども達と話し合っておくことができます。こういった話題について子どもと話すことで、子どもは分からないことがあるとき、保護者のところへ安心して相談に来ることができます。
例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。
番組や映画・ドラマなどで妊娠しているカップルが出ているのを見ているときに、子どもと話す
「あの2人は赤ちゃんを産む準備ができていると思う？」 「あの人たちはどうやって妊娠を避けていると思う？」と尋ねることができます。