10歳から14歳の間に男性は思春期を迎え、体が子どもから大人へと変わっていくにつれて、さまざまな変化を体験します。男の子の思春期は、早くて9歳遅くとも15歳には始まりますが、いずれにせよ誰もが経験するものです。この時期に、ペニスや陰嚢(いんのう、精巣を包む皮膚の袋のこと。いわゆる「金玉」)を含めた、身体の部位が全体的に成長します。テレビ、映画、雑誌などのメッセージの影響により、「大きなペニスを持っていた方が良い」という思い込みをしてしまうかもしれません。しかし、大きな目を持つとその分視力が良くなるわけではありません。それと同じように、大きなペニスを持っていることで、その人がより魅力的になったり、より良い性的パートナーになるというわけではありません。ペニスの大きさは親から遺伝された特徴にすぎません。また、ペニスは、他の身体の部位と同じように、いろんな形や大きさのものがあるのが自然なのです。
平均よりも小さなペニスを持つ人もいれば、平均より大きなペニスを持つ人もいます。包皮(ペニスの先を覆う皮膚)が常に剥けている人(思春期になって自然に剥けるようになる人もいれば、手術で包皮を切除する人もいます)、包皮が剥けていない「包茎」の人もいます。普段は包皮をかぶっていて、包皮を押し下げれば剥けるのは、自然で正常な状態です。病気ではなく手術の必要はありません。
ペニスが勃起し固くなった時には、ペニスを構成している組織に血液が流れ込んで充血することによって、ペニスが刺激に敏感になります。勃起すると、ペニスが大きくなります。つまり、勃起していない時のペニスの大きさから、勃起したときのペニスのサイズは予想できないと言えます。勃起していないときにどんな風にペニスが垂れているか、勃起したときにどこに向かって大きくなるか、人によって様々です。勃起していないときに、ペニスが左を向いている人もいれば、右あるいは真ん中を向く人もいます。勃起したペニスは左あるいは右に振れるかもしれないし、まっすぐ前に伸びるかもしれないし、あるいは、上下に反る人もいるかもしれません。
目や鼻と同じように、ペニスにも、いろんな形、大きさのものがあることを忘れないでいてください。
大きなペニスの方がより良い性的パートナーになれたりよりたくさんの快楽を与えられたりするといった、根拠のない噂は信じないようにしましょう。ペニスは大きいほどしっかりと役割を果たすわけではありません。あなたの成長期が終わったときに、あなたのペニスはあなたにとって最適な大きさになっているのです。