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同意とコミュニケーション
同意とコミュニケーション

同意とコミュニケーション

子ども・若者へ

性的同意は、あなたが性的な行為をしてもいいと思った時にします。同意を示すには、「うん、大丈夫」「いいよ」などと言いましょう。ただし注意が必要なのは、相手が「いやだ」「やめて」「ノー」と言わなかったからといって、その人が同意しているわけではないということです。性的な行為をしていいか聞くこと(同意をとること)と、それに答えることはどちらもとても大切なことです。もしあなたがいやだと感じるならば、あなたには「いやだ」と言える権利があります。たとえそれがどんな状況で、どんな理由で、どんな行為であっても、同じです。そしてパートナーは、あなたの意見を尊重しなくてはいけません。同じように、あなたのパートナーにも「いやだ」と言える権利があります。それがどんな状況や理由、どんな行為であっても、パートナーがいやだと感じているならば、あなたはそれを尊重しなくてはいけません。同意はお互いに尊重し合いながらとるものです。たとえどんな行為であっても、もし同意を強要されたり、同意せざるを得なかったりして、積極的に同意の意思表示していないならば、それは同意がとれているとは言えません。 

性的な行為の同意をとるためには、確実に同意の判断ができる状態である必要があります。お酒を飲んで酔っていたり、薬物を使用したりしている時は正しい同意がとれる状態ではありません。また日本では刑法という法律で性的同意が取れる年齢を13歳以上と決めています(13歳という設定は世界的に見て低すぎると言われています)。12歳以下の子どもに大人が性行為など性的なことをすると、大人の方が「強制わいせつ罪」「強制性交等罪」となったり、18歳未満の子どもに大人がむやみに性的な行為をすると各自治体の青少年健全育成条例違反で罰せられます。たとえその子が性的なことに同意をしていたとしても、暴行、脅迫の有無にかかわらず犯罪となります。この法律について理解しておくことが大切でしょう。
性的同意をとるのは意外と難しいと感じるかもしれません。もし相手が同意しているのか分からない時は、直接聞いてみるのが一番良い方法でしょう。

保護者・大人の方へ

会話のきっかけづくり

保護者が子どもと同意について会話をすることで、子どもたちは疑問を持ったときに、あなたに質問してもいいんだと思うようになります。子どもとこのような話を始める最も簡単な方法は、テレビ番組や映画を一緒に見ている時など、日常生活の中でそれが出てきた際に話をしてみることです。
同意をとるという行動は独特なもので、性的な状況に限られたものではありません。同意の必要性、とり方や答え方は、日常生活の中で教えたり試してみることができます。互いの持ち物を使ったり、ハグやキスをしたり、その他様々な場面で同意の考え方について伝えましょう。
例えば以下のような方法で、会話を始めることができます。

あなたが抱きしめたりキスしたりしていいかどうかを子どもに尋ねる

子どもを抱きしめたりキスしたりするときに、子どもの許可を最初に得ることは、同意について説明する素晴らしい方法です。もし過去にこのようなことをしたことがない場合は、どうして同意を求めているのか子どもに説明して、同意を得ることが重要である(特に性的な状況において)理由について話を始めることができます。

テレビ番組や映画を見ている時に同意について持ち出す

テレビ番組や映画を見ていて、2人の人がキスをしている、またはキスをしようとしている場面があれば、彼らがそれに同意したかどうかを子どもに尋ねる機会として活用することができます。相手が同意しているかどうかはっきり分からないまま行為をしている場合は、彼らがどうすればよいか子どもに尋ねることもできます。