性のあり方ってなに?
この動画では性のあり方・セクシュアリティについて説明しています。性は、身体の見た目や働き、恋愛感情や人間関係といった側面も含みます。性のあり方は、私たちの一生に影響を与えます。私たちが生まれる前にさえ、人々は性別による思い込みや生まれた時の性別に基づいて、赤ちゃんが何を着たり遊んだりすべきかを決めつけるかもしれません。また、私たちはメディア、宗教、文化、家族、友人などさまざまな場所から性のあり方についてどう感じるべきか、どう見られるべきかというメッセージを受け取りますが、それらが必ずしも正しいとは限りません。人種、年齢、宗教、身体的にできることやできないこと、体型や体のサイズ、性自認などに関係なく、私たちは生涯を通じて性に関連があります。
子ども・若者へ
性について考えるとき、性行為だけを思い浮かべるかもしれません。しかし性はそれだけではなく、あなた自身の一部です。性(以下、性のあり方)には、自分自信や自分の身体、人間関係、性経験についてどのように感じるかも含まれます。性のあり方は、文化、信条、家族、友人、メディアからのメッセージに影響を受けます。性のあり方は人間の一部であり、性的にアクティブであってもなくても生涯を通じて続くものです。
性のあり方は赤ちゃんが生まれる前から始まります。人々は性別に基づいて赤ちゃんの言動や好みを決めつけたりします。赤ちゃんの世話や抱き方、話しかけ方、接し方でさえもその赤ちゃんの性のあり方に影響を与えます。これらの経験やメッセージは生涯を通じて続き、私たちが身体的、社会的、感情的、精神的に自分をどのように捉えるか、また家族、友人、恋愛関係に影響を与えます。メディアやエンタメは人々や物事に性的なメッセージを送り、私たちのセックスや身体的快楽に関する考え方を左右します。
性のあり方は人間と同様に、多様です!年齢、信仰、性的指向、体型や体のサイズ、人種や民族、過去の虐待やトラウマ、身体的な能力に関わらず、誰もがそれぞれの性のあり方を持ちます。どのような性のあり方も、ありのままで素晴らしいものです。
よくある質問
すべての人には、それぞれの性のあり方があります。性行為をしない人も、他人に性的欲求を抱かない人も、それは性のあり方の一つです。身近な家族や友人、保護者、障がいのある人、宗教を信じる人、あらゆるジェンダーの人、そして世界のリーダーたちでさえも、みんなが様々な性のあり方を持っています。そう、みんなです!
保護者・大人の方へ
保護者や大人が性のあり方について、愛情深く協調的に話し合うことで、子どもたちは恥じらいや自己否定を避けつつ自分自身を理解することができます。性について日常的に話し合うことで、それが自然なこととして受け入れられ、子どもが疑問や不安を感じた時に、いつでも相談できる環境づくりにつながります。
以下は、性のあり方について話し合いを始めるきっかけとなる方法です。
会話のきっかけづくり
子どもたちは、メディアやポップカルチャーを通じて性に関するメッセージに触れることがあります。これがあなたの目の前で起こったり、子どもが同じものを見たかもしれないと感じたときは、その機会に子どもの視点について質問したり、あなたの価値観を共有したりすることができます。
保護者自身が、性が一生に関わることであることを知らないと、子どもの性的発達について話すのは難しいかもしれません。性とは単なる性的行動ではなく、その人の人生に関わる大切なものであることを忘れないでください。準備ができる前に若者が性的な活動をするのは、望ましいことではありません。しかし、それでも若者が性について批判的に考え、自分の性的感情や自己認識に向き合うことを奨励することが重要です。子どもが自分の考えを共有したり質問したりするときは、その瞬間を利用して、性についての意識が高まっていることを認め、善し悪しを判断したり恥をかかせたりせずに対応しましょう。
教育・学校関係者へ
・ビデオによると、人はいつから性に影響を受け始めるのでしょうか?
・私たちは普段どんなところや媒体から性に関するメッセージを受け取るでしょうか?それらのメッセージはどんな内容だと思いますか?
・ビデオによると、性に関するメッセージが人にどのような影響を与えることがあるでしょうか?
・「すべての人が性に関係あるわけではない」と言う人に対して、あなたはどう答えますか?